私たちが心がけている4つの事

(当たり前のように感じますが、実は当たり前ではありません)

1.生産者について


生産者との信頼を大切にした長期契約でより良い米を安定して譲っていただく環境づくりを心がけています。
弊社の米の多くは、生産者蔵出し米です。

生産者蔵出し米とは、生産者から他社を経由せずに直接運ばれた米です。

通常、集荷業者や商社など、複数の業者間で取引された米が、食卓にのぼります。
そのため途中の輸送や保存環境によって、品質の保障を約束できない場合もあります。

生産者が食べている劣化していない米と同様に美味しい米を提供します。

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2.流通について


生産者蔵出しの米をダイレクトに弊社低温倉庫へ。

一般的な流通経路は「生産地→集荷業者→商社→スーパー→お客様」などです。
その途中、米劣化の基準とされる15℃以上の環境に置かれていることも多いです。
私たちは「生産地→弊社の低温倉庫→お客様」のワンストップサービス。
最高のコンディションでお届けできる体制を整えています。

生産地で食べる食材がおいしい理由のひとつに、
輸送によるダメージが少ないことが挙げられます。

肉、魚、野菜、もちろん米も。米のストレスは熱。
お客様に届くまでの間、できるだけ移動を繰り返さないことが求められます。

3.精米について

精米は米と米を擦り合わせることで玄米をはいでいきます。
その際に熱が発生します。この熱にも米は弱いです。

通常のコイン精米などは、1台の精米機でスピーディーに精米します。
当社では3台の精米機を通して、できるだけ熱で劣化しないよう工夫しています。

4.業界について


米の身許は不確かです。
量販店に並ぶ米の多くは、生産者は誰で、どのような経路で、いかなる輸送・保管環境であるかほとんど分かる米はない。
といって言い過ぎではありません。

私たちはこのような市場とは一線を画したいと考えます。もちろんこのような市場から米を仕入れることはありません。

米は他の食材と同じように、移動するたびに品質が影響を受けます。
できるだけ儲けたいという理由で、様々な米が今日も様々な業者間で流通しています。

ゴハンが主食の日本人ですが、外食で酷く劣化した米に遭遇することがあります。
生産者の高品質な米が、流通過程で劣化したときほど暗澹たる気持ちになります。

わたしたちは生産者から負託を受けて蔵出し商品をそのままの品質で消費者の皆様へお届けする責務があります。

米農業が衰退しているのではありません。
米ビジネスに関わる者が衰退していっているのだと思います。

もういちど原点にもどり、米にまつわる仕事をしていく覚悟です。ぜひ応援ください。