ハーバード大学の研究「ヒトを幸せにするモノとは!?」

「人を幸せにするものは何なのでしょうか?」

 

アメリカ最古の大学である
ハーバード大学70年以上の研究によると
富より健康よりも温かな人間関係が最も重要な要素だそうです。

では、温かな人間関係をつくるために必要不可欠なものとは?
私たちなりの回答は「ごはんをつくる」です。

 

ごはんをつくり他者とたべれば、いいコミュニケーションができます。
「おいしい」「ありがとう」シンプルなこの会話だけでも十分いいコミュニケーションですよね。
そして、いいコミュニケーションができれば、いい関係ができます。

 

一方で、ごはんをつくるためには、生活に余白が必要です。
仕事などが忙しすぎると、ごはんをつくろうという気にはなりません。

 

余白をつくるための方法論。
それが最近よんだ本に書かれています。

 

今回は引用しながら感想を述べ
考えを深めていきます。

———-
理想は毎食ごはんをつくるですが、なかなかそうはいきません。
まずは週末に幸せな時間をつくるために、ごはんをつくってみます。
コトバにすると肩にチカラが入ったように感じるので、ゆるく面白がりながら。

ご覧いただきありがとうございます。
よい5月をお過ごしください。

 

 

自分の時間を取り戻そう(ちきりん著)

楽しく暮らせる生活スタイルとは

お勧めしたいのは、右上ではなく左上のボックスです。
ここは、生産性は高いけれどあまり目標を高くしすぎず、
家族がみんな元気で楽しければそれでいいというレベルの目標を持って
ゆったり生きていこうという人が目指す領域です。

目標は高くないのになぜ生産性を上げる必要があるかといえば、
生産性が低いと1日中忙しく働く必要が出てくるからです。

ゆったりした生活を送ろうと思えば、生活に必要な家事、食べていくのに必要な仕事などをできるだけ高い生産性=短い時間で終わらせ、
残りの時間は家族と過ごしたり個人の趣味に使うというメリハリ型の生活スタイルを目指す必要があります。

 

これが大半の人にとって最も楽しく暮らせる生産性の高い生活スタイルなのです。

 

生産性の高い消費とは

「直近半年間で、あなたにとって最も生産性の高かったお金は何に使ったお金でしょう?」
過去半年の支出を振り返り、下記に書き出してみましょう

今の自分にとって本当に貯金が1番、有効なお金の使い方なのか、もう一度考えてみてください。

もちろん自宅購入や留学費用、もしくは子供の教育費など、なんだか将来のために貯蓄が必要な時もあるでしょう。
その場合もとにかく節約して貯金するのではなく、ものすごく価値が高いこと以外には支出しないと決めれば良いのです

生産性の高い生活を手に入れるために

自分にとって「安定」は本当に最も手に入れたいものだったのか?
そうやって思考停止せず考え続けることができれば、
たいして欲しくもなかったもののために希少資源を投じ続けることも避けられます。

豊かな生活とは、貴重な資源を最大限に有効活用し、
「自分が欲しいものを出来る限りたくさん手に入れる」という生産性の高い生活のことです。
でも肝心の欲しいものを見誤ってしまっては、いくら希少資源を投入しても手に入る事はありません。

私たちはついつい周りの人がみんなやっていることや
やるのが当然だと思われていることを、自分が手に入れたいものだと勘違いしがちです。

でもゴールを間違えたら、人生の時間もお金も無駄になってしまいます。

自分の時間を自分の手に取り戻すためにも、本書で取り上げた「自分が欲しいもの」と
前章で取り上げた「今の自分にとって最も貴重な資源」の
ふたつをまずは自分でしっかりと理解しましょう。

 

インプットを減らして生産性を高める

 

やりたいことの時間を先に確保すれば
やらなければならないことに関しては今までよりはるかに生産性の高い方法を考えなければ乗り切れなくなります。
やりたいことができるようになり、やらなければならない事は早く終わらせるようになる。まさに一石二鳥なのです。

インプットが増やせる環境で生産性が上がる人いません。
インプットを減らす=投入する労働稼働時間を減らすことが大事なのは
それによって私たちは始めて真剣に生産性を上げなければという気になれるからなんです。

 

生産性を上げた先にある課題

週休3日制の実現などで休みが増えれば、個人として生きる時間が増えていきます。
最初は趣味や家族に時間が使えてうれしいと思いますが、一生の間で合計すれば、
週1日の休日の増加は膨大な個人としての人材の拡大を意味します。

職業人としてだけではなく、個人としてどのような人生を送りたいのか、
仕事以外では、人生の時間を何に使いたいのか。

今よりはるかに強く、生きる意味について問われる時代がやってくる。
それこそが高生産性社会を迎えるにあたって、多くの人が直面する本当の課題なのかもしれません。

幸せに生きるために、余白をつくる。
余白をつくるために、生産性を高める。

生産性を高めて、余白でごはんをつくり、他者との関係を温める。
人と地域と社会を温められるよう、生産性を高めていきます。

 

ちきりんさん、気づきをありがとうございました。

 


その他、メモしておきたい内容を下記に残しておきます。
ご参考まで。

 

59ページ
ケイコが望むゆとりある生活を実現するためにこそ、生産性を高める必要があるんです。

60ページ
ケイコにお勧めしたいのは、右上ではなく左上のボックスです。
ここは、生産性は高いけれどあまり目標を高くしすぎず、
家族がみんな元気で楽しければそれでいいというレベルの目標を持って
ゆったり生きていこうという人が目指す領域です。

目標は高くないのになぜ生産性を上げる必要があるかといえば、
生産性が低いと1日中忙しく働く必要が出てくるからです。

ゆったりした生活を送ろうと思えば、生活に必要な家事、食べていくのに必要な仕事などをできるだけ高い生産性=短い時間で終わらせ、
残りの時間は家族と過ごしたり個人の趣味に使うというメリハリ型の生活スタイルを目指す必要があります。

これが大半の人にとって最も楽しく暮らせる生産性の高い生活スタイルなのです。

 

69ページ
「今、自分が手に入れたいモノを手に入れるための、最も生産性の高い方法は何なのか?」
と問い続けていれば、何をするにも生産性がどんどん高くなります。手に入れたいのが物理的なものだけではなく
安らぎや気分転換であったり革新的なアイディアやユニークな発想であっても同じです。

 

何を手に入れるにしても生産性の高い方法と生産性の低い方法があるのですから、
「これを手に入れるための、最も生産性の高い方法はなんだろう?」と常日頃から意識的に考える癖をつければ、
限られた時間やお金そしてエネルギーを最大限に有効活用でき、欲しいものを手っ取り早く手に入れるようになります。

81ページ
生産性会議
「昨日、夜中までかかった仕事を夕方5時までに終わらせようと思ったら、
一体どういう方法がありえたんだろう?」という振り返りを行う

110ページ
価値の大きかった支出一覧

「直近半年間で、あなたにとって最も生産性の高かったお金は何に使ったお金でしょう?」
過去半年の支出を振り返り、下記に書き出してみましょう

今の自分にとって本当に貯金が1番、有効なお金の使い方なのか、もう一度考えてみてください。

もちろん自宅購入や留学費用、もしくは子供の教育費など、なんだか将来のために貯蓄が必要な時もあるでしょう。
その場合もとにかく節約して貯金するのではなく、ものすごく価値が高いこと以外には支出しないと決めれば良いのです

 

130ページ

自分にとって「安定」は本当に最も手に入れたいものだったのか?
そうやって思考停止せず考え続けることができれば、
たいして欲しくもなかったもののために希少資源を投じ続けることも避けられます。

豊かな生活とは、貴重な資源を最大限に有効活用し、
「自分が欲しいものを出来る限りたくさん手に入れる」という生産性の高い生活のことです。
でも肝心の欲しいものを見誤ってしまっては、いくら希少資源を投入しても手に入る事はありません。

私たちはついつい周りの人がみんなやっていることや
やるのが当然だと思われていることを、自分が手に入れたいものだと勘違いしがちです。

でもゴールを間違えたら、人生の時間もお金も無駄になってしまいます。

自分の時間を自分の手に取り戻すためにも、本書で取り上げた「自分が欲しいもの」と
前章で取り上げた「今の自分にとって最も貴重な資源」の
ふたつをまずは自分でしっかりと理解しましょう。

 

164ページ

やりたいことの予定を先に無理矢理にでもカレンダーに入れてしまいます。
こうしてやりたいことの時間を全て確保してしまったら、その後でやらなければならない事に割り当てる時間を決めます。

ここでも大事なのは「時間が全く足りない」ことを視覚化することです。
カレンダー上ではやりたいことの時間を先に確保しているので
やるべき事にかけられる時間は必ず足りなくなります。ここではそれがポイントです。

家事もカレンダーに書き込むことで生産性を高めるための思考が促されます。
これがまさにインプットを制限することの意味なのです。

やりたいことの時間を先に確保すれば
やらなければならないことに関しては今までよりはるかに生産性の高い方法を考えなければ乗り切れなくなります。
やりたいことができるようになり、やらなければならない事は早く終わらせるようになる。まさに一石二鳥なのです。

インプットが増やせる環境で生産性が上がる人いません。
インプットを減らす=投入する労働稼働時間を減らすことが大事なのは
それによって私たちは始めて真剣に生産性を上げなければという気になれるからなんです。

 

177ページ

人手不足の原因となる1「ひとりで全部やれ」思想

「ひとりに全てを求めないことで生産性を上げている」好例です。
私たちはヨガのインストラクターに事務手続きが得意であることを求めたいわけではありません。
もしこの会社が「ヨガがうまく、教え方もうまく、サービス業としての客あしらいも上手でかつ事務手続きも得意な人」を雇うとしたら、
すぐに「人手不足でインストラクターが集まらない」という状態になるでしょう。

 

でも煩雑な事務手続きを誰かがまとめて担当すれば、インストラクターは得意な本業だけに専念できます。
そのまとめて担当する誰かがシステムに置き換えられれば生産性が高まります。

 

178ページ
食育イベントのメリット

御社の保育士さんにすべてを任せようとしていませんか?。
食育イベント代行することで保育士さんの負担が減り離職率低下につながります

外注や分業はIT化は生産性を上げるための極めて有効な手段でもあるにもかかわらず、
「外注も分業もせずひとりの人間が全てを担当すべし」という価値観が日本ではまだまだ強く残っています。

けれど今後は、人手不足に悩む分野についてはせめて
もう少し「どうすればもっと生産性が上がるのか?」と考える必要があるでしょう。
そしてそのためにまず克服(是正)しなければならないのが、
「ひとりがその職業に必要なあらゆる業務に精通している必要がある」という全方向の優等生を求める価値観なのです。

 

183ページ
難しいけれど正しい方法を実践するために役立つのが、最初から全ての仕事を終わらせる必要ないと考えることなのです。

 

184ページ
優先順位の高い仕事がすべて終わるまで余計なことには目もくれないほうがいいのです。

私の使ってる日本語変換ソフトには「了解」とタイプして変換を押すと
「了解しましたよろしくお願いいたします」と出てくるよう登録してあります。
「せっかく」とタイプして変換すると「せっかくお声掛けいただきましたのに
貴意に添えず大変申し訳ございません。どうぞよろしくご理解のほどお願い申し上げます。」と変換されます。

 

186ページ
「すべての仕事をやる必要はない」「どうしてもやらないといけないこと以外やらない」
と決めることで「それはどれか?」という優先順位を考える発想が強制的に生み出せかつ
「最初に最も重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。

それはとても当たり前のことなのに、最初から全てをやろうと考えているとなかなか実践できないことなのです。

 

 

221ページ
寄せ集めプロジェクト成功の鍵
課題と生産性の上げ方

無責任な発言が多く議論が拡散して収束しない
民主的な運営を行わない
熱量とコミット伴う発言は重く、とりあえず言ってみただけのぼかし発言は軽く扱うすべての発言を平等に扱うと言う民主的なアプローチを取らない

最初は大いに盛り上がるがその熱量が維持できない
こまめにアウトプットを出すことでチームのやる気を維持する

社長や上司がいないため全員の意見が一致すること以外は決まらない
最初に意思決定プロセスを確立する
意見が一致するまで話し合いを続けることが不可能
それだと永久に議論を続ける必要が出てくるという前提で誰が何をどう決めるのかを話し合い合意しておく

意見を言う人はたくさんいるが動く人が少ない
行動の有無をメンバー絞り込みの基準とする
目的意識があり、自ら動く人だけを中心メンバーとして残していく

ノウハウや技術、専門性やネットワークなどを持つキーパーソンの巻き込みが難しい
キーパーソンに覚悟を示す
メンバー全員でコミット
あなたを1人で出したりはしないという覚悟を示しキーパーソンをチームに招く

時間的になかなか集まれずコミニケーションが進まない
コミニケーションツールを使い分ける
順調に進んでいるときはメッセージアプリで問題が起こったら電話Skypeで解決する。
またリスクテイクをする決断の際には必ず集まるなどコミニケーションツールを意識的に使い分ける

 

226ページ
生産性が高くなるという事は、限られた資源が最大限に活用され、今より何倍も大きな価値が生み出されるということです。
それによりずっと安い値段で、今よりはるかに高い価値が手に入れられるようになります。

社会の生産性が上がって得をするのは、決して強者だけではありません。
すべての人がより豊かな生活を手にするためにも、社会の高生産性シフトはとても重要な役割を果たすのです。

それよりも週休3日制の実現などで休みが増えれば、個人として生きる時間が増えていきます。
最初は趣味や家族に時間が使えてうれしいと思いますが、一生の間で合計すれば、
週1日の休日の増加は膨大な個人としての人材の拡大を意味します。

職業人としてだけではなく、個人としてどのような人生を送りたいのか、
仕事以外では、人生の時間を何に使いたいのか。

今よりはるかに強く、生きる意味について問われる時代がやってくる。
それこそが高生産性社会を迎えるにあたって、多くの人が直面する本当の課題なのかもしれません。

240ページ
「つまらない仕事、価値の低い仕事にはいっさい時間を使うわけべきではない」という意識は急速に浸透
相手の気持ちを推し量ることでコミニケーションの生産性を下げないください
摩擦を避けることより、仕事の生産性を上げることが大事だからだ

労働時間の長い社員は皆定期的に彼女とミーティングをすることになってる。
どんな仕事にどれだけの時間かかってるのか洗い出し一緒に「生産性を上げる方法」を考えるためだ

「社長からの依頼でも優先順位を考えて、すぐやるべきかそれとも後でいいのか自分の頭ちゃんと判断して」

 

242ページ
すべての仕事を終わらせる必要はない。すべてに完璧を期す必要もない。大事なのは、メリハリと優先順位だ。

246ページ
仕事が面白くない会社員は、大抵ダラダラと働いています。
さっさと働くと、終業までの時間が長すぎて耐えられないからです。

みなさんにもひとつくらい「嫌いなことが終わるまでダラダラとやりすごした」という経験があるのではないでしょうか?
反対に、好きなことであれば生産性をいくらあげても嫌になりませんそれどころか生産性が上がって時間が余ると
「もっとあれもやりたいこれもやりたい」と次々にやりたいことが思い浮かびます。

嫌いなことが(生産性を高めてしまって)早く終わると「えっまだ時間が残ってるの?」と絶望的な気持ちなるのとは正反対です。

そんなことを続けるのは人生の無駄遣いに他なりません。
そういう人はごく短期間でいいので今よりぐっと生産性を上げてみてください。
そうすれば自分がそれをどれほど嫌いか(好きか)すぐにわかるはずです。

生産性を意識すると人生の希少資源である時間やお金を、
自分が本当に手に入れたいものだけのために使えるようになります。

みんなが当たり前に持っているものでも世間的にすごいすばらしいといわれるものでも、
自分にとってそこまで大事でなければ貴重な時間やお金を投入するのはやめるようになるのです。

なぜなら「みんなと同じ」でやっていては、自分がやりたいことをやるための時間もお金も足りなくなるからです。
私の場合そうでなくてもやりたいことが多いのに、少資源の無駄遣いはできません。
みんながやっていることを、自分だけ止めるのは躊躇しますよね。
でも「生産性が低すぎて人生の時間に無駄になる」とわかれば、止める時間も簡単になります

私が皆さんに生産性を上げようと進めているのは、まずは自分の家族を傷つけてしまいかねない
「多忙すぎる生活」から脱出してほしいからです。
そしてずっとやってみたいと思っていたけれど時間がなくていまだにできていないことができる生活に一歩でも近づいてほしいから。

最後には、やりたいことがすべてできる人生を手に入れて欲しいからです。
でも、生産性を上げようと真剣に取り組むと、その過程で私たちはたくさんの「ご褒美」をえることができます。

それは

・いつのまにか成長成長できていること
・やりたい事とそうでもないことが明確に区別できるようになること
・自分の人生の希少資源の使い道に関して他人の目が気にならなくなること

生産性の高い生活とは、けっしてドタバタと忙しい、ギスギスした生活がありません。
それは自分の人生の希少資源を自分自身が本当に手に入れたいものために最大限有効に活用する、自分の人生を取り戻すための方法論です。

私は今でも、少しでも生活や仕事の生産性を上げるため、日々試行錯誤を続けています。
皆さんもぜひ生産性を高め、やりたいこと全部やれる日を手に入れてください。
それこそが高生産性シフトの時代において、自分の時間を自分の手に取り戻すための最良の方法なのです