人生三大支出
1.住居費
1.住居費
2.教育費
3.老後費
支出といえば節約ばかりに力をいれがちですが、
その支出に価値はあるのか?
もっともっと考えていきたい視点です。
「正しい家計管理(林總著)」という本を読んでハッとさせられました。
下記ひびいた箇所を音声メモ。
ご参考に。
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関連記事です。
教育費の生産性を底上げするだけで
安心したこどもとの生活がおくれます
どうすればいいか?まずは最底辺だれかを気づつける子どもには育てないということです
方法論はとってもシンプル
「教育費のコストパフォーマンス」底上げできるのか!?
http://lab.riceshop.co.jp/education/
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満足度の高い生活のために価値ある支出を追求する。
それが正しい家計管理。
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使えるお金の上限を決め、何にいくら使うかという予算を立てていきます。このとき大事なのは、自分と家族が価値を感じているものから、優先的にお金を割り振るということです。
家庭の価値観が反映されるのが「支出」なのです。
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有限であるお金なんとなく使っていると、
本当に使いたいものにお金が使えなくなってしまいます。
それを意識的にマネジメントしていくのが「予算管理」です。「自分と家族が満足感を得られることは何か」をきちんと定義しなければ、予算を立てることはできません。限られたお金を予算に割り振る意識では、絶対にうまくいきません。
まず行動計画ありき。それを予算化する、という順番です。つまりお金を机上でいじくる前に、何をしたいか(=何にお金を使いたいか)を、考えなければいけません。そして行動に優先順位をつけていくのです。「予算内でやりくり」というと節約で無駄を削ると考える人がほとんどです。それは違います。節約ではなく満足度の高い支出を追求することが大事なのです。
それには日々節約支出を予算いかに抑えるのではなく、
予算作成の段階で価値のない支出を取り除き、必要なことにお金を集中させることです。
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どんぶり勘定をやめると、気持ちよくお金が使えるようになります。同時に、支出をがまんするときもストレスがなくなります。お金を使うにせよ、我慢するにする、それが自分と家族の夢につながっていることが実感できます。
どんぶり勘定のままでは、お金にまつわる不安やストレスから解放される日は、永遠にやってこないのです。
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家計の経営は一生の仕事です。絶対に倒産は許されません。「家庭を倒産させない」という重責を背負った家計管理者である皆さんに、私の尊敬する経営学者、ドラッカーの言葉を贈ります。「企業にとっては第一の責任は、存続することである」この言葉は、こうも言い換えることができます。
「家庭にとっては大事なときには、存続することである」
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預金は「管理不能支出」に入れる預金はなぜ義務なのか。ひとつは将来のリスクへの備えです。かなりの確率でリスクに遭遇します。
その時に、親や友人にお金を無心するのは無責任です。
借金をすれば、さらに苦しくなります。
自らの責任で危機を乗り越えるためにも、預金は義務なのです。もう一つは、人生の転換期への備えです。
子供の進学、親との別れ、働き手の定年。
こうした人生の節目には、必ず多くのお金が必要になります。
将来と転換期に備えながらも、日々の楽しみに適切にお金を使っていく。
そのもっとも簡単で手軽な方法が、預金を管理不能支出に入れるという
「自然にお金が貯まる仕組み」なのです。
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使い過ぎる心配のない固定支出や
家計とは別になっている自分のお小遣いはクレジットカードでもOK。しかし、油断すると上限をすぐ超えてしまう生活費や被服費などは、基本的に「現金主義」をとりましょう。
面倒でしょうか?しかし、この作業を怠るからこそ、
本意でないものにお金を使いすぎ「価値ある支出」を維持できなくなってしまうのです。
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お金が回っているからこそ、お金のことを気にせず、
家族との生活を楽しむことにお金と時間を使うことができます。
それにはまず、黒字になるシステムを作らなければなりません。
必要なのは、テクニックではなくシステムです。日々の努力ではなく「しくみ」です。
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肝心なのは、「記録」より「見直し」です。
そしてその「見直し」によって、行動を変えることが大切なのです。
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財産目録は、リスクに対する備えの把握だけでなく、夢を叶えるためのデータにもなります。
自分やパートナーが「会社を辞めて起業したい」「大学で勉強し直したい」と思い立った時、
子供たちが「留学したい」「スポーツで身を立てたい」
という夢を抱いたとき、「これだけ預金があるから、いつでも実行できる」「あといくら貯めれば実現できる」
と考える目安になるのです。
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1年間の特別支出予測表特別支出を絶対になめてはいけません。特別支出は予測可能なもの、予測不能なものに分けられます予測可能な特別支出は、
税金、洋服代、家族へのプレゼント代、イベント費、旅行費など。
毎年、固定的に支払っている、支払うことがほぼ確定している、
あるいは「今年こそこれをやりたい」という自分の行動プランにもとづく支出です。
本書では、把握・管理のしやすさを優先し、毎月支払いが発生しないもの特別支出と呼ぶことにしています。
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予算を立てるというこの作業が、この本で最も大切にするべきところです。
なぜなら「価値ある支出」を追求し、
自分と家族が現在も未来も幸せに暮らすことが「正しい家計管理」の目的だからです。
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予算というのは、「この1年、自分と家族が何をしたいか」という行動計画です。行動計画を立てる→行動計画に沿った費目を立てる→その費目に希望額を予算配分する→
行動計画を実現できるよう考えながら、他の費目への予算配分を行う
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削るべきは「管理可能支出」より「管理不能支出」家計管理の目的は、あなたと家族の幸福と満足。
黒字にすることはあくまで手段であって、目的ではありません。
削るべきは、一見、削れないように見える管理不能支出なのです。
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生活レベルを決めるのは「世間」ではなく「自分と家族」自分たちの価値観にもとづいて、まっさらの状態からゼロベースで予算を積み上げていく削るのではなく、ゼロから考える
この意識を持ちながら、全章で作成した予算表にもとづき、
何にお金を集中させ、何を止めるのか、優先順位を決めていきましょう。
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出したい成果が見つかるまでお金を使わない管理不能支出をやめたことによって、使えるお金が増え、ウキウキした気分になっている人もいるかもしれませんしかし、これが運命の分かれ道です。何に使うかという思考であるならばそのお金は使ってはいけません。何使いたいのかはっきり定まっていないのは、出したい成果が見つかっていない証拠。今そのお金を使ってしまえば、出したい成果=本当に使いたいことが見つかったとき、手元にお金がない・・という事態に陥っています目先の小さな楽しみも必要ですが、それだけにお金を集中させ、本当にやりたいことにお金を使えないのは悲しいことです。出したい成果が見つかるまで、お金は使わないで放っておく
それが自分と家族を幸せへと導いてくれるのです。
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複合費という考え方通常の費目分けというのは、「食費」や「医療費」など買ったものやサービスの種類ごとになっています。しかし、同じ食べるであっても夕食用の食材もあれば、子どもの習い事への差し入れもあり、使う目的はさまざまです。この目的に注目した方が複合費なので
子供と一緒に恐竜展に出かけた時、イベント費=複合費と考え交通費や食事飲み物、購入するグッズなどもすべてここから支出します。
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収入の多さではなく1時間あたりの満足度が幸福度を高めるこの世にタダのものはありません。あらゆるものにコストがかかってきます。なかでも、いちばん高コストなのが「時間」です。時間は買えません。貸してもらうこともできません。貯めておき、あとから使おう・・・というのも不可能です。しかも時間は1日24時間しかありません。一方で、時間は誰でも平等に持っているものでもあります。1時間をどう使うのかはあなた次第です。
仕事を増やしてお金を稼ぐのか。資格獲得の勉強をするのか。
早く帰って家族と過ごすのか。その限られた1時間を自分が最も価値を置いているものに集中させられたか。
どれだけ自分と家族を満足させることに使えたか。それが、私たちの幸福度を左右します。繰り返し述べてきた「限られたお金の価値あるものに使う」
ということと密接にリンクしています。いくらたくさんお金を持っていても、不幸せだったり、満足度が低かったりする人がいるのは、
価値あるものにお金と時間を使えていないからなのです。
このドラッカーの主張を家庭に置き換えるなら、
目的は家族の幸せであり、充実した日々を送ること。そのために、自分たちはどのような人生を望んでいるのか、
どのように時間を使い、収入の範囲内で無駄なく有効にお金を使うかを考えるべきである。
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お金ではなく、価値を追うつぶれかけている会社の経営者は、価値ではなくお金を追いかけます。
お金は追うな、価値を追え。
収入を増やしお金持ちになることよりも、
収入額に関係なく満足度の高い人生を歩むほうが、豊かです。
お金のプレッシャーから解放されることが幸せな生活であると私は心から思います
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定年は人生の終わりではありません40代からあなたが仕事に挑戦する道もあれば、
定年後に起業する道もあります。大切なのは思い描く未来に向けて今何ができるかです
未来を予測しようとすると罠にはまる。
行うべきことは、現在あるものをマネジメントすることである。
そして将来ありうるありうるべきものや、あるべきものを自ら創造するべく働くことである
あとがき
「毎日の生活は人生の一コマであり、
だからこそ、お金は長期的視野に立ち、人生の満足のために使うべきだ」
ということです。家計管理の本当の意味は、この点にあるのです。
以上です。