日本を代表するいや世界を代表する
映画監督宮崎駿。
何度目かの引退撤回をし
長編アニメ映画に挑戦中ということ。
タイトルは「君田はどう生きるか?」という
吉野源三郎原作の物語。
ご存知かもしれませんが、現在ベストセラー。
漫画版を基山図書館でみつけたので読んでみました。
当研究所の指針を確認する上でも
大いに役立った一冊でした。
人間が人間同士、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。
そして、それが本当に人間らしい人間関係だ。
ごはんでもてなすとは、相手に尽くすということ。
そして、それを喜びとすること。
当然、ごはんでもてなされた方は、喜ぶわけで。
よい人間関係になっていくんだよなあ。
わたし自信も両親から、そしてご先祖様から
もてなされて今の私がある。
と感じられるだけで生きていられる意味がある。
そしてよりよく生きたいと思う。
生きる実感がないという声があるけど、
日々のごはんの役割をみつめなおすだけで
生きる実感は取り戻せる。
そして大切な人とより良く生きるためになくてはならないもの
それが、おもてなしごはん。
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下記、読者メモ。
これから読もうと考える方の参考になれば幸いです。
「誰がなんと言ったって」というくらいな、心の張りがなければならないんだ。
そうでないと、ただ「立派そうに見える人」になるばかりで、ほんとうに「立派な人」にはなれないでしまうだろう。
自分がひとの目にどう映るかということを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ。
心から感じたことや、しみじみと心を動かされたことを、くれぐれも大切にしなくてはいけない。それを忘れないようにして、その意味をよく考えてゆくようにしたまえ。
君のお母さんは、君のために何かしても、その報酬を欲しがりはしないね。君のためにつくしているということが、そのままお母さんの喜びだ。
君にしても、仲のいい友だちに何かしてあげられれば、それだけで、もう十分うれしいじゃないか。
人間が人間同士、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だ。
人間の本当の値打ちは、いうまでもなく、その人の着物や住居や食物にあるわけじゃあない。どんなに立派な着物を着、豪勢な邸に住んでみたところで、人間としての値打ちがあがりはしないし、高潔な心をもち、立派な見識を持っているひとなら、たとえ貧乏していたってやっぱり尊敬すべき偉いひとだ。
だから、自分の人間としての値打ちに本当の自信をもっている人だったら、境遇がちっとやそっとどうなっても、ちゃんと落ち着いて生きていられるはず。
自分の人間としての値打ちにしっかり目をつけて生きてゆかねばならない。
貧しいことに引け目を感じているようなうちは、まだまだ人間としてダメなんだ。
生み出す働きこそ、人間を人間らしくしてくれるのだ。生産する人と消費する人。
本当に尊敬ができるのは、人類の進歩に役立った人だけだ。彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただこの流れに沿って行われた事業だけだ。
ナポレオンの奮闘的な生涯、彼の勇気、彼の決断力、それから、あの鉄鋼のような意志の強さ!こういうものがなければ、たとえ人類の進歩につくしたいと考えたって、ろくなことはできないでしまうのだから、殊に、どんな困難な立場に立っても微塵も弱音を吐かず、どんな苦しい運命に出会っても挫けなかった。その毅然たる精神には、僕たちは深く学ばなければならない。