ごはんをつくればつくるほど、人はごきげんになる

便利になればなるほど、人は不機嫌になる

たしかNHKラジオすっぴんで聞いたフレーズ。

 

確かにそうだなあ「便利になればなるほど、人は不機嫌になる」

 

昔は、おもいを伝えるには何日もかかっていた。
今では、メールで一瞬にして伝えれるようになった。

 

昔は、買い物にいきたければ自分の足で店まで行く必要があった。
今は、スマホをタップするだけで届けてくれるようになった。

 

便利になった分だけ新たな時間が生まれている。
時間が生まれた分だけ余裕が生まれそうだけど、
ほおっておくと新たな時間にまた新たなモノゴトを詰めこむようになる。

 

そして気づけば、ギスギス。
不機嫌な自分がいる。

 

そこでハッと考えた。

 

どうしたら不機嫌ではなく上機嫌で生きられるだろう。
また、上機嫌でいるための食生活(私たち)の役割ってなんだろう。

 

ごはんづくりというのは基本不便なものなのだ。
だから加工食品が流行っている。
忙しい日常に、不便なごはんづくりは邪魔なのかもしれない。
と私たちは仮定している。

 

一方で、不便で邪魔な存在かもしれないけど、
ごはんをつくれば、ごきげんな食事になる。

 

たとえば、大切な家族が美味しいと言ってくれる。
言うほうも、言われるほうも嬉しい。
また、ありがとうとも言ってくれる。
言うほうも、言われるほうも嬉しい。

 

ごはんをつくるだけで、
上機嫌なコミュニケーションがいっぱい生まれる。

 

機嫌よく生きていくために欠かせないものが
料理なのかもしれない。と私たちは思った。

 

ビジョンというと恐れ多い気もするけど
勇気を振り絞って言わせていただきます。

「食卓をごきげんに、人生をおだやかに。」

 

あなたの食卓がごきげんでさえあれば
どんなに忙しくても、どんなに時間がなくても
穏やかな毎日が送れるのではないか。

わたしたちは
季節ごとにご案内するおもてなしごはんクイズを通して
あなたの食卓をごきげんに、あなたの人生をおだやかに。
少しでもできればいいなあと考えています。

 

春のおもてなしごはんクイズはこちらから。

 

「面倒くさいと思うことほど、大切だったりする」という言葉を思い出した。
たしかほぼ日刊イトイ新聞でいってたかなあ。

 

そういえばデザイナーの佐藤卓氏が
身体的便利というコトも言っていたなあ。
この話はまた別の機会に。

 

便利と不便、なかなか一筋縄ではいかないようだ。